作文対策
平成28年2月3日 桜修館適性検査Ⅰ(作文) 当日解説速報 本田講師 桜修館対策専門プロ個別指導塾ノア
今年は1枚の絵から考えるという、これまでに何度か出題されたことのある出題傾向でした。
つまり、「ごはん」や「木材」のように自由度が高い問題です。
しかし、今回は、問題文に「次の資料を見て」とあり、例えば「次の木材の写真を見て」とは書かれていません。
これは桜修館作文の「ひとつのものが複数に見える」という原則で何にとらえるかは自由です。
今回は「関連性」「情報を整理して文章にする」という2点が重要になっています。
そして、桜修館の「育てたい生徒像」である「思いやり」「リーダー性」「協調性」
という部分に通じる主張を導き出します。
知識のある人は日本に古くから伝わる「やじろべえ」という玩具だということが分かりますね。
しかし、この名前を知っているかどうかは関係ありません。
まずは、資料の情報を整理してみましょう。
すると、「細い棒の上に腕の重りでバランスを保っている人形」となります。
ここから、「バランスを保つ」という言葉がキーワードになります。
これは人間関係に置きかえられますよね。
例えば「人間関係のバランスを保つためには思いやりが大切であると考える」
というような主張に結びつけることができます。
すると本論では「私が考える人間関係のバランスとは」という書き出しになりますね。
続いて「自分の意見ばかりを主張するのではなく、他者の客観的な意見を尊重し、物事を見極める」
というようになります。つまり、左右の重りは自分の心と相手の心といったように置き換えるわけです。
これは、どちらかに傾くと、この人形が倒れてしまいます。ここには思いやりが大切ということですね。
また、「バランスを保つ」というキーワードから、
「生態系のバランスを保つためには、私たちの現在の生活を改めなくてはいけない」
という文系で習った知識に持って行ってもいいでしょう。
もし、「やじろべえ」という言葉を知っていて、日本に古くから伝わる玩具という見方から考えると、
他にも「ベーゴマ」「たけとんぼ」など様々あります。
ここから「日本文化のすばらしさについて考えた」
「日本の伝統について考えた」という主張を導きだすことができます。
このように、今年は、様々な主張を導くことのできる自由度の高い作文でした。
しっかりとした説明能力を持ち、関連性をもって分かりやすく文章を展開することが
出来たかどうかで、合否が分かれるでしょう。
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