桜修館対策専門プロ個別指導塾ノア　作文対策　作文の苦手意識を克服する | 桜修館対策専門プロ個別指導塾

作文に対する得手、不得手、そして苦手意識は、小学校３～４年、中学年のころから顕著に現われ、小学校高学年でほぼ確実なものになってしまいます。言うまでもなく、国語や作文の勉強は、他の教科の勉強とは、性格が異なっています。それは、自分の中で観念的になっている考えを文章として形にし、論理的に表現しなければならないという点、そして、暗記科目ではないという点が大きいと思われます。国語や作文は、教科書を通して学校の授業の中だけで教わるものではありません。また、単純な理解反復だけで完成されるものではないのです。国語力・作文力のほとんどは、家庭での読み、書き、話す習慣の中で形成されていくものです。
したがって、作文の勉強も、家庭において、そういう生活習慣をどのように形成するかという部分に重きが置かれます。細かく言ってしまえば、毎日、物語文、説明文含めてある程度の難しさを持った文章を読むこと、できるだけ文章を書く機会を作ること、周りの大人が、その文章を適切に評価し、いいところを具体的にほめてあげることです。また、小学生のときに必要な作文力と、中学生・高校生になってから必要な作文力とは明確な違いがあります。例えば、小学校の作文では、その学年なりの起承転結で成り立つエンタテインメント性の含みを持った文章が評価されますが、中学生、高校生になると、自分の主張を明確に、道筋を立て、論理的に展開できる力が必要とされます。すなわち、序論、本論、結論の三部構成で成り立つ、小論文の型を体得しなければなりません。このように作文の水準を年齢に応じて引き上げていくことも必要です。