平成28年度桜修館適性検査I・II 模範解答(暫定版) | 桜修館対策専門プロ個別指導塾

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平成28年度桜修館適性検査I・II 模範解答(暫定版)

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桜修館ノアのトップ講師陣による平成28年度適性検査の模範解答(暫定版)です。

【合格最低点予想】 飯塚祐也塾長による見解

適性検査2 総括
結論からいうと、今年も大問2→大問3→大問1の順序で解くべきである。
大問2が大幅に難化したが、大問1の算数分野には相変わらず計算量の多い問題があり、ある程度問題を解いて勢いをつけてからのほうが解きやすいためである。また、大問3はさなぎの個数の問題以外はそこまで難しくないことから、やはり大問3の後に大問1をやるべきである。

昨年度(平成27年)の適性検査 合格最低点
女子 242点
男子 235点

今年度の合格最低点予想
女子 235点
男子 228点
※大問2の難化から、それぞれ7点減と予想。

以下は桜修館ノア講師陣が作成した模範解答です。

【適性検査1】 本田講師による解説・見解

今年は1枚の絵から考えるという、これまでに何度か出題されたことのある出題傾向でした。

つまり、「ごはん」や「木材」のように自由度が高い問題です。

しかし、今回は、問題文に「次の資料を見て」とあり、例えば「次の木材の写真を見て」とは書かれていません。

 これは桜修館作文の「ひとつのものが複数に見える」という原則で何にとらえるかは自由です。

今回は「関連性」「情報を整理して文章にする」という2点が重要になっています。

そして、桜修館の「育てたい生徒像」である「思いやり」「リーダー性」「協調性」

という部分に通じる主張を導き出します。

知識のある人は日本に古くから伝わる「やじろべえ」という玩具だということが分かりますね。

しかし、この名前を知っているかどうかは関係ありません。

 まずは、資料の情報を整理してみましょう。

すると、「細い棒の上に腕の重りでバランスを保っている人形」となります。

ここから、「バランスを保つ」という言葉がキーワードになります。

これは人間関係に置きかえられますよね。

例えば「人間関係のバランスを保つためには思いやりが大切であると考える」

というような主張に結びつけることができます。

 すると本論では「私が考える人間関係のバランスとは」という書き出しになりますね。

続いて「自分の意見ばかりを主張するのではなく、他者の客観的な意見を尊重し、物事を見極める」

というようになります。つまり、左右の重りは自分の心と相手の心といったように置き換えるわけです。

これは、どちらかに傾くと、この人形が倒れてしまいます。ここには思いやりが大切ということですね。

 また、「バランスを保つ」というキーワードから、

「生態系のバランスを保つためには、私たちの現在の生活を改めなくてはいけない」

という文系で習った知識に持って行ってもいいでしょう。

 もし、「やじろべえ」という言葉を知っていて、日本に古くから伝わる玩具という見方から考えると、

他にも「ベーゴマ」「たけとんぼ」など様々あります。ここから「日本文化のすばらしさについて考えた」

「日本の伝統について考えた」という主張を導きだすことができます。

 このように、今年は、様々な主張を導くことのできる自由度の高い作文でした。

しっかりとした説明能力を持ち、関連性をもって分かりやすく文章を展開することが

出来たかどうかで、合否が分かれるでしょう。

【適性検査2】大問1(算数分野) 新井講師による解説・見解

昨年との比較

大問2 3の難化に比べて、大問1は計算量が大幅に軽減され、簡単になった。
ただ問題3は完全なニュートン算であり、
文系理系FS、PLAY BY STUDY前期後期しかやっていないと、(2)がほぼ捨て問になってしまう。
時間が足りない問題はないので、さっさと終わらせて大問2に時間を回すべき。


問題1 (1) 12.6m
円周の長さ 5上6回必修例題2に該当

非常に簡単な、学校の教科書レベル。
ただし、計算結果は 小数第2位四捨五入なので、うっかり予習シリーズのノリで12.56mとしてしまわないよう、良く設問をよむ必要がある。3.14の数値を暗記している私立受験生をコケさせることだけが目的の問題。
なお昨年を筆頭に、桜修館では円周計算は何度もでている。

問題1 (2) 12345
1 模造紙 2 36
3 6.9cm 4 南 5 西
縮尺 文系F 3章 例題3

これまた桜修館で頻出の縮尺の問題。


右の紙でも左の紙でも計算量に大差はないが、右が1/156、左が1/36なので若干左を選んだほうが有利。
また、分子が1であることから、5上14回で学習した素因数分解によって、筆算なしで解答を出せるという見通しが立つため、計算力に自信がなくても2は解ける。
(24年の大問2問題4などもも素因数分解が利用できるので、意外と素因数分解のカバー範囲は広い)

問題は3で、m cm mm が問題文中に入り乱れている。3の解答の単位はcmだが、解答直前にmm計算を要求されるので、
cmにこだわらず、一旦mmを経由してから解答直前にcmに戻したほうが無難。
4が南であることはふくらんでいるほうが北なので非常に簡単だが、
勢いで5を北にしてしまわないよう、設問をよくよむべき。


問題2 52 53 58 59 からふたつ
理系S 19章 問題18

非常にオーソドックスな条件整理の問題。
ひらめきは必要なく、しらみつぶしに確認していくとすぐに答えがでる。昨年のパン、キャベツ、ひまわり、みかんから2つ正解をえらぶ条件整理よりも格段に簡単になっている。24年のアメの味くらいの難易度に落ちついた。52と53、58と59が隣接しているので、ひとつみつかるとすぐにもうひとつみつかる。

問題3
(1) 受付2人 20秒でひとり人数が増えるので、1分で3人人数が増えるといえる。10時から10時20分までの間に、20×3=60分が新たに増える。
10時の時点で60人いるので、60+60=120人。
※主語等、精査する必要あり
(2) (10時)6分40秒

5下13回 例題5
いわゆるニュートン算の問題。(1)は会話文をよくよめば問題ないが、(2)をニュートン算の考え方を使わず単純に表でとこうとすると、6分20秒か6分40秒かが非常に紛らわしい。
なお、ニュートン算を知らなくても、速さの差の旅人算がわかれば、いちおう
60÷(4×3-3) =60/9 という式自体にたどりつくことはできる。
ニュートン算も旅人算も勉強していない場合は実質の捨て問。
26年の大問2問題1が5上13回、大問2問題2が4下12回がそれぞれ有効だったことを踏まえると、27年よりは26年の傾向に近い。


【適性検査2】大問2・3(社会分野・理科分野) 佐々木講師による解説・見解

<講評>
2が社会、3が理科の問題ですが、去年よりもはるかに難しいと思います。
速さに加えて深く読み込む必要があり、速く読むだけでは解答が不完全となり、深く読むだけでは時間が足りなくなるような問題です。
歴史が出るのはほとんどの生徒にとって想定外かと思われます。
歴史に苦手意識があったり、面食らったりしてしまうと、必要な文章を読み取ることができずに解けない可能性があったと思います。
各時代区分と著名人と主要なできごとは最低限おさえておく必要がありそうです。
2も3も計算を絡めた正確で深い資料の読み取りが要求される問題ですので、昨年に比べてかなり難易度が上がっていると思われます。
(3割以下しか取れない生徒が続出しそうな気がします)


問題1
 多少歴史の知識があった方が有利ですが、基本的には歴史の知識がなくとも解ける問題になっています。
 資料の内容を論理的につなげれば解ける問題と思われます。

問題2
 資料の読み取り。どちらかというと文章読解に近いです。
 会話文から名称決定のルールを読み取り、その通りに実行します。
 実戦編にも同じような問題があったと思います。

問題3
 計算問題。堰の状況とカラフトマスの状況をしっかりとつかまなければいけません。
 上流下流に気を付ける必要があります。


問題1
 「あたまむねはら」などの昆虫の知識があった方が有利ですが、知識がなくても解けるようになっています。
 資料から必要な内容を正確に早くとらえる必要があります。

問題2
 難問かと思われます。材質と明るさによって場合分けをして、茶色いさなぎがいくつになるか考えていく必要があります。

問題3
 資料の読み取りですが、深く読み込むひつようがあり、簡単ではありません。


<解答例>

問題1
「同じ理由で行ったこと」
 武家の頭領として将軍の地位にあった足利義満は、朝廷との権力争いにおいても優位に立つため、貴族と同等の高い地位である太政大臣の地位についた。

「根きょになる点」
 イの承久の乱は幕府と朝廷が、エの関ヶ原の戦いは徳川家康と石田三成が、それぞれ全国の覇(は)権を求めて争った戦いである。一方、応仁の乱は、将軍の地位をめぐる幕府内部の争いである点が異なっている。

問題2
①西本願寺の場合
 左京六条二坊
 西本願寺は、朱雀大路を境に東側にあるので「左京」となる。また、六条大路と七条大路の間にあるので南側の大路の名前に合わせて「三条」となる。さらに、朱雀大路から二つ目の区画である大宮大路と西洞院大路の間にあるので「二坊」となる。よって、「左京七条二坊」である。

➁東寺の場合
 左京九条一坊
 説明は①と同様に

問題3
 2009年に堰Bの改良工事が行われたことにより、2010年には、堰Bと堰Cの間に見られるカラフトマスの割合が川全体で見られるカラフトマスの85.7%と、大幅に増加した。また、2010年に堰Cの改良工事が行われたことにより、2011年には、堰Cと白イ川合流点の間に見られるカラフトマスの割合は川全体で見られるカラフトマスの56.9%と増加した。


問題1
 目  1
 あし 2,3,4
 はね 3,4

問題2
 C、D
 結果2の表において、飼育ケースの壁は写真用紙、表面がざらざらした板は紙やすりとそれぞれ同じはたらきをすると考えられる。結果2より、写真用紙を暗い部屋に置いた場合、茶色の数は約0.8の割合であるから、飼育ケースの壁にできた10個のさなぎのうち8個が茶色になると考えられる。また、紙やすりを暗い部屋に置いた場合、茶色の数は約0.9の割合となるから、Cの紙にできる10個のさなぎのうち9個が茶色になると考えられる。よって、合計すると、20個のさなぎのうち17個が茶色のさなぎとなり、他の組み合わせよりも多くなるため、C、Dを選ぶ時に茶色のさなぎの数が最も多くなると考えられる。

問題3
「さなぎのちがい」
 春や夏に見られるさなぎは1~2週間で成虫になるが、秋の終わりに見られるさなぎは高温の状態にしても、低温で冷やす期間がなければ成虫になるまで40~50日前後と長い日数を要する。

「考えられること」
 5℃で冷やす日数が長くなるほど、高温の状態にしたときに、秋の終わりに見られるさなぎは成虫になるまでの日数が短くなる。










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