脳を鍛える
桜修館脳を鍛える フェーン現象が起こるしくみとその影響
ことばの意味だけでなく、どのような原理で起こっているかも理解しておきましょう。
フェーン現象とは
山を登った風が風下側を暖める現象のことを指しています。
山を登る時に空気は冷やされて水蒸気が雨となって地上に降り注ぎます。
その結果、温かく乾いた空気が風下側を暖めるのです。
このフェーン現象は世界中のいたるところで起こっている現象で、
日本でも頻繁に見られます。
例えば、2013年に高知県四万十市で観測された記録的な猛暑は
フェーン現象の影響でした。
山を越えて水分が少なくなった空気によって風下側の四万十市は41度になりました。
これは観測史上最も高い気温でした。
フェーン現象は夏だけでなく冬にも発生します。
日本海側では山を上昇しいったん冷やされた風が、
山を下りるときに温まり熱い風になることがあります。
この温度が上がった風は日本海側で吹き荒れ、
このように、冬でも気温が高くなることがあるのです。
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