脳を鍛える
桜修館脳を鍛える 月はいつでもおなじ顔
月の模様をながめると、いつも同じ模様に見えます。
この模様は、日本では昔から「餅をついているうさぎ」に見たてられていました。
月の満ち欠けのようすをくわしく調べると、表面の模様はほとんど変わらず、
月のうさぎの形は満月のときも欠けている時も同じ場所に見えています。
このことから、月は地球に対していつも同じ面を向けていることがわかります。
どうして、このようなことがおきているのでしょうか。
月の形をよく調べてみると、西洋梨のように、ややいびつな形をしています。
しかも少し張り出した部分が地球を向いているのです。
つまり、月はそのちょっとだけ重い面を引力が強い方向、すなわち地球に向けて、
そのまま安定してしまったと考えられています。
月の自転の周期と公転の周期はどちらも約27.3日です。
月が地球のまわりを1回公転すると1回自転しています。
そのため、いつも同じ面が地球に向いているということになります。
そのことから、地球からは月の裏側を見ることができません。
ちなみに月の裏には大きな海はなく、明暗模様がほとんどないことがわかっています。
表側に海があったために、私たちはうさぎを想像することができたわけです。
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