適性文系　社会　徳川氏の天下① | 桜修館対策専門プロ個別指導塾

桜修館受験生のみなさん、こんにちは。

今回は徳川氏による江戸時代の支配について解説していきます。

天下を統一した徳川家康は、さまざまな新しい決まりを決めていきました。

まず、一万石以上の領地をもつ武士を大名と定め、さらに大名を親藩・譜代・外様の三つに分けました。

親藩大名は徳川氏の一族の大名、譜代大名は古くからの徳川の家臣の大名、外様大名は関ヶ原の戦い以降に徳川に従った大名のことです。

親藩大名と譜代大名は江戸の近くにや重要な場所に配置され、外様大名は江戸から遠い場所に配置されました。

幕府は武家諸法度という大名のための決まりをつくり、それに従わない大名を厳しく処罰しました。

3代将軍徳川家光はこの武家諸法度をさらに進め参勤交代の制度を取り入れました。

これは大名の妻子を人質として江戸に住まわせ、大名を１年おきに領地と江戸で生活させる決まりで、この決まりを守るために大名は多くのお金を使わなければならなくなりました。

また、幕府は木曽川のていぼう工事などの土木工事や江戸城の修理を大名に命じて行わせ、大名の経済力を削り幕府に反抗する力をなくさせていきました。

このように幕府は全国の支配を強めていく中で、日本に住む人々を身分ごとに分けていくことになります。

人々は武士・百姓・町人・その他に分けられ、武士は刀を差すことができるなどの特権が認められました。

江戸時代の日本は鎖国と呼ばれる政策を行っていました。

徳川家康は朱印状（海外へ行くことを許可する文書）をあたえて貿易を進めており、カンボジアなどに日本人たちが住む「日本人町」が作られたりしました。

その一方で貿易がさかんになるにつれキリスト教の信者が増えていきました。

幕府はキリスト教の信者が幕府に従わなくなることを恐れて、禁教令を出してキリスト教を禁止しました。

これに対して、1637年に九州の島原・天草でキリスト教の取り締まりに反抗した百姓などが大きな一揆（島原・天草の乱）をおこし、幕府はますますキリスト教の禁止に力を入れていくことになります。

さらに幕府は外国とのつながりを制限し、キリスト教の布教に関係のないオランダと清（中国）との貿易を長崎の出島で行いました。

こうした他国との関わりを無くす政策を鎖国と呼びます。

鎖国中には途絶えていた朝鮮との国交も回復し、朝鮮通信使が訪れて中国や朝鮮の文化を伝えました。

また、当時蝦夷地と呼ばれた北海道を領地としていた松前藩が北海道の先住民であるアイヌの人々を弾圧するようになり、17世紀半ば、アイヌの酋長であるシャクシャインが反乱を起こします。

この戦いでアイヌの人々は敗れ、漁場を奪われるなど松前藩に強く支配されるようになりました。

桜修館ノアでは、

できるかぎり少ない知識で、多くの問題に応用する

ことを、授業を通じて伝えています。

このことを

３０：７０の法則

と呼び、すべての受験生に徹底的に伝えています。

桜修館の適性検査は、毎年、過去問とは異なる、ひとひねりもふたひねりもある問題が出題されます。

では過去問を学習する必要がないのかというと、

決してそんなことはありません。

過去問を笑う受験生は、過去問に泣きます。

大切なことは、過去問を十分に学習し、

２月３日の試験で、いかに過去問を応用するか

その応用力に磨きをかけることができれば、桜修館合格が見えてきます。

それでは、桜修館絶対合格目指して、がんばろう！
※問題の詳しい解説はぜひとも動画をみてください！