合否をわけた一題
合否一題 H18 適性検査 1⃣問題1 一人あたりの年降水総量
ヒントは問題文にたくさんあります。
さゆりさんの言葉です。
「1人あたりの年降水総量』と『人口』の関係も、日本と他の国を比べて考えればわかりやすいのね」
ポイントは、「も」ですね。
さゆりさんは『人口』の関係もと言っています。
ということは、参考にすべき内容がその前にあるはずです。
まことさんの「一人あたりの年降水総量」と「面積」の関係の説明ですよね。
まことさんの言葉を論理的にたどっていくと、
1 日本とブラジルの「年平均降水量」はあまりちがいがない
2 日本とブラジルの「人口」はあまりかわらない
→ 割る数があまりかわらない
3 日本はブラジルよりも面積が小さい
→ かける数が日本は小さい
4 よって日本はブラジルより「一人あたりの年降水総量」が少なくなる
という流れになりますね。
「一人当たりの年降水総量」と「人口」の関係についても、同じように考えていくことになりますね。
すると、日本と面積が同じくらい(かける数があまり変わらない)だが、人口が多い(割る数が大きい)もしくは少ない(割る数が小さい)国を選べばよいことになります。
ニュージーランドです。
1 日本とニュージーランドの「年平均降水量」はあまりちがいがない
2 日本とニュージーランドの「面積」はあまりかわらない
→ かける数があまりかわらない
3 日本はニュージーランドよりも人口が多い
→ 割る数が日本は大きい
4 よって日本はニュージーランドより「一人あたりの年降水総量」が少なくなる
という論理的な流れができるわけですね。
あとは、まことさんの言葉を参考にしながら、必要なところだけ言葉を変えて記述をしていけば完成です。
解答
日本とニュージーランドを比べてみると、「年平均降水量」はあまりちがいがないのに、
「一人あたりの年降水総量」はニュージーランドの方が多くなっている。
これは、日本とニュージーランドの「面積」はほとんどかわらないことから、
「人口」のちがいが影響していると考えられる。
このような場合には、「人口」が多い日本の方が
「一人あたりの年降水総量」が少なくなるということがわかる。
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