合否をわけた一題
合否一題 H26 適性検査 2⃣問題5 リーグ戦の表
しかし、問題が最後に配置されているのです。
2⃣の問題1~4はかなり時間のかかる難しい問題になっています。
そうすると受験生は、時間オーバーになってしまい、取れるはずの問題5まで落としてしまうことになるのです。
ということで、時間配分や問題を解く順番も考えながら解ききることができるかどうか。
これが、平成26年度の合否を分けたポイントです。
解法
まずは条件を整理します。
大差 → 勝 3ポイント 負 0ポイント
接戦 → 勝 2ポイント 負 1ポイント
同点の場合もシュート勝負で決着がつきますから、結局は大差と接戦の2種類だけですね。
そして現在の状況です。
A 11ポイント
B 10ポイント
C 12ポイント
D 11ポイント
E 10ポイント
です。
問題5(1)
Dチームだけが1位にならなければいけませんから、現在11ポイントであるDチームが、他の全てのチームより勝ち点が上回らなければいけません。
表5を左から順に埋めていくとよいでしょう。
大差でDが勝つと、Dのポイントは14ポイントになりますね。
縦に表を見ると、大差でAが勝つと、Aが14ポイントになってしまいます。
Dだけが1位という条件に反しますね。
そうすると、接戦でAが勝つ、接戦でBが勝つ、大差でBが勝つ場合はどのチームも14ポイントに届きません。
つまり、Dだけが1位になるということになりますね。
同じように考えていくと、接戦でDが勝つとDは13ポイントです。
この場合、接戦でBが勝つ場合のみ、どのチームも13ポイントに届かず、Dだけが1位になりますね。
以上の4通りに〇をつけることになります。
問題5(2)
すべてのチームが1位になるということは、全てのチームが同じ勝ち点になるということです。
ここでのひらめきが大切です。
Cチームはすべての試合を終えていますから、Cチームは勝ち点が12ポイントで確定しています!!
ということは、AもBもDもEも、勝ち点が12ポイントになる必要があるのです。
現在のポイントから判断すると、
Bが接戦で勝つ
Eが接戦勝つ
以上の場合にのみすべてのチームが12ポイントで並ぶということが分かります。
ということで、以上の1通りに〇をつけるということになりますね。
以上(1)(2)でしたが、どちらも表の見方と勝ち点の整理さえできれば簡単に解ける問題です。
しかし、実際のテストで時間がなくなって焦っていると、解けるはずの問題も解けなくなる。
不合格になってしまうという流れになってしまいます。
意外にもそこまで難しくはない問題が最後に配置されています。
問題を解く順番も意識する必要がありそうですね。
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