合否一題　H２１　適性検査　2⃣問題２　単位の換算 | 桜修館対策専門プロ個別指導塾

単位の換算の問題です。

単位の換算は、長さや面積や時間など、身近なものでも苦手な人は多いと思います。

この問題は、合、升、斗、俵と、見慣れない単位について換算しなければいけません。

適応力のない受験生は、見知らぬ単位を見ただけで、この問題を諦めてしまうかもしれません。

しかし、恐れてはいけません。

適性検査では、解くためのヒントが問題文にちりばめられているのです。

ここでは、資料１がヒントそのものということです。

論理的思考力のある生徒なら、このヒントから答えを出せるはずだということです。

ということで、この問題を正解できた、論理的思考力のある生徒は、合格にかなり近づいたことでしょう。

平成２１年度の合否を分けた一題は、見知らぬ単位の換算を恐れずにできるかというこの問題です。

解法

まず１合の米が何グラムかと聞かれています。

「合」を別の単位に変えていきたいわけですから、資料１から「合」に関する換算のヒントを探します。

１０合は１升とありますから、

１合は０．１升ですね。

次に、「升」を別の単位に変えていきたいわけですが、最終的にはグラムにしなければいけません。

「升」を「リットル」に直して、「リットル」を「ミリリットル」に直して、「ミリリットル」を「グラム」に直すという道筋を、資料１と問題文からとらえたいですね。

１升は１．８リットルですから、

０．１升は０．１８リットルですね。

１リットルは１０００ミリリットルというのは前提知識として必要です。

０．１８リットルは１８０ミリリットルですね。

１２０ミリリットルが１００グラムと問題文にありますから、

１８０÷１２０×１００＝１５０グラムとなりますね。

１升＝１．８リットル＝１８０ミリリットル＝１５０グラム

と換算できるわけですね。

同様に、１俵の米が何キログラムかを求めます。

１俵＝４斗です。

１斗＝１０升ですから、

１俵＝４斗＝４０升となりますね。

１升は１．８リットルですから、

１俵＝４斗＝４０升＝７２リットルです。

１リットル＝１０００ミリリットルですから、

１俵＝４斗＝４０升＝７２リットル＝７２０００ミリリットルとなりますね。

１００グラムが１２０ミリットルですから、

７２０００÷１２０×１００＝６００００グラムです。

１キログラムは１０００グラムですから、

１俵＝４斗＝４０升＝７２リットル＝７２０００ミリリットル＝６００００グラム＝６０キログラム

となるわけですね。

以上、何度も何度も単位の換算をしなければならないややこしい問題ですが、冷静に順序良く計算していけば正解にたどり着けますね。