合否をわけた一題
合否一題 H20 適性検査 2⃣問題5 電卓の計算・規則性
しかしながら、この問題、解けないほどの難問かというと、決してそうではありません。
この問題のポイントは、とにかく色々とやってみる。
いきなり正答への道すじが頭の中にひらめいてくるという問題もあるにはあります。
しかしこの問題は、色々と手を動かしてチャレンジしているうちに、解き方がなんとなく見えてくる。
そのようなタイプの問題なのです。
+のボタンを押し忘れるとどのようなことが起こるでしょう?
ここで色々とやってみるのです。
例えば、11と12の間の+を押し忘れたと仮定して考えましょう。
11+12
のはずが、
1112
となるのです。
ここで、11+12=23と計算してしまわずに、
11+12のままで1112と比べてみるのです。
ここで閃きがひつようです。
「12」が共通していますね。
この閃きを活用しながら、さらに話を進めます。
1112から12を引いてみるのです。
1100となります。
これは、11の100倍ですね。
そうすると、11だったものが100倍になったということがわかります。
+を忘れることでどれだけどれだけ増えたかと考えると、
11×(100-1)
だけ増えたということが分かります。
これが規則ということになるのです。
色々と手を動かして考えているうちに何らかの規則が見えてくる。
規則性の典型的なパターンですね。
あとはこの規則を活用して問題を解いてあげれば終わりです。
1220のはずのところが、10031になってしまった。
10031-1220=8811
だけ大きくなったのです。
+を押し忘れるとその前の数字の99倍が増えるという規則です。
それならば、8811を99で割ってみましょう。
8811÷99=89
つまり+の前の数字が89ならばよいのです。
しかしこの問題では、2回、+を押し忘れています。
つまり+を押し忘れた前の2つの数を足すと、89になればよいのです。
11から50までの間の数字で、足すと89になる組み合わせを考えてあげれば答えです。
ただし、50を選ぶとその後に51を足すことはできないことに気を付けましょう。
答え
40と49
41と48
42と47
43と46
このうち一つを答えればOKです。
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